【ストーリー】限界ワーカー
2020.07.27
今年からいよいよベーシックワーク法が施行された。
ベーシックワーク法とはメインの職業のほかに、
自治体が定めた「限界ワーク」と呼ばれるものに
従事することで
一定の収入(ベーシックインカム)を得る、
というものだ。
時短勤務、時差出勤、オンラインワークによって
多くの人々の業務効率が向上されたことで、
取り組みは一気に広まっている。
限界ワークはその自治体ごとに異なっていて、
男鹿市に住む私は
4つのベーシックワークに従事している。
高齢漁師の水揚げサポート、
地元の小学生の野球のコーチ、
商店街のアイデアコンサル、
なまはげ(伝統芸能)継承、がそれだ。
いずれも「担い手不足」などで
消滅危機が叫ばれるものばかりで、
はじめは戸惑いもあったが、
そこで得たネットワークや声が、
実は私の本業である
商品戦略・開発にも大いに役立っている。
今は1つのメインワークと
4つのベーシックワークだが
実は以前旅行に行って大好きになった「長野県南木曽町」が
ベーシックワーカーを募集しているらしい。
テレワークでの従事が基本とのこと。
倍率は高そうだけど、応募してみよう!
Future TOHOKUとは
新型コロナウイルスの感染拡大を経験した私たちが、10年後の東北にひろげていきたい日常のしあわせを、より前向きに描き、つくる、シンク&アクトプロジェクトです。
「距離観【きょりかん】~再計測する生活者~」というテーマのもと、今後実現・定着するかもしれない新しい営みを、
7つのテーマ(食生活 / 働き方 / 住居 / 趣味・学習 / 車・トラフィック / 観光・祭り / 健康生活)に分類し、希望的楽観により描きます。
日本や世界があこがれる「東北らしい、あったらいいな」な生活シーンの数々。皆さんの再計測や新しい営みのきっかけになるレポートや物語を定期的に掲載してまいります。