【ストーリー】毎週月曜日は”資産ゴミ”の日

2020.09.24

家庭ごみが増えている、
というニュースを目にした。
どうやら、在宅率が増えることにともない、
生活ゴミも増えているようなのだ。
そんな中、わが町内会で取り組み始めたのが「ゴミ投資」だ。

私の旦那もそうなのだが、
料理を始めたばかりだと、加減が分からず、
余らせたり、失敗したり、
どうしても「生ゴミ」が増える。
そこで、「生ゴミ」を
町内で共同購入した生ごみ処理機で細かく粉砕。
一部は家畜の飼料に、
一部は肥料に変えて契約農家に販売することにしたのだ。
稼いだお金は町内会の費用(お祭りや清掃)に回している。
ちなみに農家さんからは野菜やお肉が半年に一度届く。
この取り組みは近所のマンションでも始めたそうで、
共益費や修繕積立費に役立てているらしい。

家庭での料理が増える週末明け、
月曜日が資産ごみの日だ。

昔は「あまり野菜」を家畜のえさや
畑の肥料にしていた、と祖母に聞いたことがある。
まさに温故知新。
もしかしたら昔の暮らしに
今の生活を豊かにするヒントがあるかも知れない。

Future TOHOKUとは

新型コロナウイルスの感染拡大を経験した私たちが、10年後の東北にひろげていきたい日常のしあわせを、より前向きに描き、つくる、シンク&アクトプロジェクトです。
「距離観【きょりかん】~再計測する生活者~」というテーマのもと、今後実現・定着するかもしれない新しい営みを、
7つのテーマ(食生活 / 働き方 / 住居 / 趣味・学習 / 車・トラフィック / 観光・祭り / 健康生活)に分類し、希望的楽観により描きます。
日本や世界があこがれる「東北らしい、あったらいいな」な生活シーンの数々。皆さんの再計測や新しい営みのきっかけになるレポートや物語を定期的に掲載してまいります。

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