【ストーリー】「自分のため」が「誰かのため」に

2020.07.27

目覚ましが鳴りリビングに行くと、
自家焙煎ハマっている主人の
淹れ立てコーヒが優しい香りを漂わせている。
あの面倒くさがりの主人が
コーヒー豆を煎ることになろうとは、
時代も変わったものだ。
2年前に立ち上げた「焙煎アカウント」は
フォロワー数が10,000 人を超えたそうだ。

朝食のサラダの野菜はすべて自家栽培。
しかも無農薬。
市の農地を借りて家族みんなで作っいる。
ミニトマトとサニーレタスに、
手作りのニンジンドレッシングを合わせれば
至福の時間が流れ出す。
最近では 、自分たちだけで食べきれない分は無人販売へ。
完売記録を更新中だ。

東京から白河に家族で移住して5年。
前と同じ会社に完全リモートで
働きながら農業にいそしむ。
満員電車の代わりに、軽トラで進むあぜみちは
びっくりするほど気持ちがいい。

Future TOHOKUとは

新型コロナウイルスの感染拡大を経験した私たちが、10年後の東北にひろげていきたい日常のしあわせを、より前向きに描き、つくる、シンク&アクトプロジェクトです。
「距離観【きょりかん】~再計測する生活者~」というテーマのもと、今後実現・定着するかもしれない新しい営みを、
7つのテーマ(食生活 / 働き方 / 住居 / 趣味・学習 / 車・トラフィック / 観光・祭り / 健康生活)に分類し、希望的楽観により描きます。
日本や世界があこがれる「東北らしい、あったらいいな」な生活シーンの数々。皆さんの再計測や新しい営みのきっかけになるレポートや物語を定期的に掲載してまいります。

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