【ストーリー】ルーム喫茶

2020.09.24

かつてskype飲みやZOOM飲みが流行した時があったが、
いまは自分の部屋でネットワークをつなぐのではなく、
それ専用の部屋を借りることが主流となっている。

その名も「シェア喫茶」。
ネットワークをつなぐ相手と、
同じ広さ、同じものが置かれた部屋でログインする。
最近では、自分と相手の部屋が
半分半分同じく再現されている
”遠恋部屋”と呼ばれるタイプも人気だ。

今日は、“男子部屋”(男子に人気の漫画やアニメ、アイドルのポスターが貼ってある)を借り、
熊本の知り合いと、プラモデルをつくったり、
おすすめの漫画を読んだりしながら過ごした。

来週は、地元の友達とプチ同窓会をする予定だ。
世代に合わせたアイテムを部屋に置いてくれるので、
昔話にはなが咲きそうだ。

Future TOHOKUとは

新型コロナウイルスの感染拡大を経験した私たちが、10年後の東北にひろげていきたい日常のしあわせを、より前向きに描き、つくる、シンク&アクトプロジェクトです。
「距離観【きょりかん】~再計測する生活者~」というテーマのもと、今後実現・定着するかもしれない新しい営みを、
7つのテーマ(食生活 / 働き方 / 住居 / 趣味・学習 / 車・トラフィック / 観光・祭り / 健康生活)に分類し、希望的楽観により描きます。
日本や世界があこがれる「東北らしい、あったらいいな」な生活シーンの数々。皆さんの再計測や新しい営みのきっかけになるレポートや物語を定期的に掲載してまいります。

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