【アイデア】「To Your Trust ~ 乾杯って、信頼だ。~」
2019.12.03
信頼がないと、飲み会は始まらない。「オリエンテーションな乾杯」
大体2時間という飲み会時間を待たずに、一気にものの30秒で、その場を「信頼」に満ち溢れたひとつコミュニティに仕上げる乾杯。たとえ、異なるコミュニティが複数存在する飲み会でも可能です。目隠しをした代表者は、皆を信頼しなくては動くことができず、皆は代表者に信頼してもらえるように声掛けしないと乾杯できず。全員の信頼関係があって、初めて乾杯が成功するのです。
- 飲み物を注文します。
- 各コミュニティから代表者1人を選抜します。
- 代表者は目隠しをします。
- 代表者同士が乾杯できるように、皆で声をかけて誘導しましょう。
- 見事乾杯できたら全員で乾杯で迎え入れましょう!
「別解」ポイント
乾杯とは、単なる始まりではなく、相手への「信頼」示す行為。
乾杯のルーツは「信頼」の証明。グラスを勢いよくぶつけることで、互いの酒を混ぜ、毒が混入していないことを証明し、信頼を見せ合う行為。そう捉え直せば、乾杯はもっと酒の場を楽しく有意義なものにするのではないか。
東北的な視点、背景
不器用だが包括的な秋田県にとっての、乾杯というコミュニティ形成法
東北人(特に秋田県民)は、引っ込み思案で人見知り。ゆえに排他的になる一方で、一度信頼すれば、手厚く歓迎。そのきっかけをつくるのは、時に酒であり、さらにそのきっかけをつくるのは、乾杯ではないか。
解決する課題(社会、市場)
自殺率ワーストの秋田県。そして、海沿い県では被災対策も。
東北にとって大きな社会問題である自殺率。さらに、大きな問題である津波などの自然災害。いずれもいかに強固なコミュニティに属するかで、死への距離感は大きく変わるものであると思う。
どのような新しさがあるか?
飲み会は、たしかなる命を救うコミュニティ形成の場へ。
飲み会とはコミュニティを強固にするツールの一つ。その効果をもっと強めて、効力をもっと早める。このアイデアはそんな可能性を秘めている。
CREDIT
Director:栗原 渉(ロッケン)
Planner:鈴木 みな(宮城大学)
〇 ロッケンでは、オリジナルフレームワークを活用し、各種アイデア創出、プロトタイプ開発、発想体質組織づくり支援など、時に大学とも連携しながら行っております。ご興味のある個人・企業の方がいらっしゃいましたら、以下よりお問合せください。